2012年04月18日

翻訳しやすい日本語とは

翻訳を依頼されるときに、翻訳者として是非とも依頼者の方々にお願いしたい事柄があります。

それは、翻訳のしやすい日本語の文章を書いていただくことです。

どんな文章でも、自動的に翻訳ができ、原文と同じ意味が通ずるかというと、決してそうではありません。

逆にいえば、翻訳のしにくい文章というのがあります。
以下に、その特徴を挙げます。

1.主語・述語・目的語のどれかが欠けているもの。対象物の所有格がないもの。

2.意味があいまいで、YESともNOともとれるもの。

3.やたらと文章が長いため、修飾語がどの言葉にかかるのかが分からなくなるもの。

4.日本語でも意味が不明なもの。

5.丁寧過ぎて飾り言葉がやたらとあり、まどろこしい表現が多いもの。

以上のような場合、翻訳に困惑し、やも得ず、想像で言葉を選ばざる得なくなる場合があります。結果、誤解につながる可能性が大きくなります。

逆にいえば、翻訳のしやすい文章というのは、
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2012年04月05日

翻訳者には文化の理解が必須

翻訳ができるようになるには、ただ外国語と日本語だけが理解できるようになればいいというわけではありません。それぞれの言葉を話す人々の文化や習慣などの背景を知っていなければ、うまい翻訳はできないものです。

実をいうと、そういうことがうまくできなかったため、とんでもない誤訳がテレビの全国放送で流れた例があります。それは1970年代、日米で大ヒットしたアメリカのテレビドラマシリーズ「チャーリーズ・エンジェル」でのことです。現代ではDVD版でみられます。

「チャーリーズ・エンジェル」は3人の美人探偵が事件を解決していく娯楽番組です。そのシリーズのエピソードの中で、ある事件の現場に残された犯人と思われる足跡について、片足がもう一方より深いことの奇妙さをエンジェル達が議論する会話があります。

エンジェルたちは、その足跡を残した犯人は、片足が義足か、もう一方の足より短いのではないかと思索します。そして、エンジェルの一人、ジャックリーン・スミス演じるケリーが「Field Goal Kicker」なのではと言い放つのです。さて、問題はこの「Field Goal Kicker」の訳です。

当時の放送では「サッカー選手」と吹き替えられていました。

そして、そのサッカーの選手という言葉に続いて、生まれつき片足が短い「ラムズのデンプシー」という「サッカー選手」のことを持ち出し、義足用の靴を手掛かりに、犯人を探し出そうという展開になります。

ですが、変だと思いませんか。アメリカ文化を知っている人なら、すぐに変だということに気づくはずです。というのは、アメリカではサッカーはとてもマイナーなスポーツだからです。それもそのはず、サッカー選手といわれた「デンプシー」はサッカー選手ではなかったのです。彼はアメリカンフットボールの選手で、当時のロサンゼルス・ラムズ所属でした。

つまり、この「Field Goal Kicker」はアメリカンフットボールのキッカーを意味していたのです。

もし、翻訳者が、アメリカのスポーツ事情をある程度知っていたなら、そんなことは起こり得なかったはずです。

日米の放送から四半世紀たった後に発売されたDVD版では、吹き替えはそのままでしたが、字幕版では訂正され「アメフトの選手」という言葉が入っています。

なので、翻訳では、その言葉を話す社会の文化や世相をしっかりつかんでいないと、とんでもない誤訳が生まれるのです。

いい翻訳者になるということは、言葉が理解できればいいということだけではないという実例です。
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2012年01月31日

英語の特徴(日本語との違い)

日本語から英語に訳す作業、またはその逆では、ただ言葉を置き換えるだけでは不十分なことが起こります。

それは、翻訳目的語の特徴を考慮せず、文を言語の形で訳してしまうからです。

そこで、日本語をネイティブとするものにとって知っておくべき、和文英訳、英文和訳で留意すべき「英語の特徴」といいものをお教えしましょう。それは日本語とは明らかに違う性質であり、英語のネイティブにとって分かりやすい英語、また、日本人にとって読みやすい和訳文を書くには、必ず知っておくべき事柄といえます。以下に、代表的な3つの例を挙げます。


1.無生物主語が頻繁に使われる。

無生物主語とは、人物を主語としないものを指します。なので、私は、彼、彼女は、ある人は、といったような主語とは違い、「何なにをすることは」「何なにという場所は」といったような、ある種の事象や人間ではないものを主語として、それそのものが行動を起こしているような文を作るのです。もちろん、日本語でも、そんな文体は見受けられますが、英語では、頻繁に使われます。

日本語で無生物主語が使われるときは、その後に「〜だ。〜である。」というような形容詞か名詞句が使われますが、英語の場合は一般動詞を多用します。


例)

Walking makes me happy. (直訳:歩くことは私をいい気分にさせる。「歩くことは気持ちいいことだ。」)

New York has many skyscrapers. (直訳:ニューヨークは、たくさんの超高層ビルを持っている。「ニューヨークには、たくさんの超高層ビルがある。」)

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2009年08月14日

英語ができて得すること

英語を理解できると、どんな得なことがあるかと考えたことはないでしょうか。

外国人との交流を通訳・翻訳なしにできる、ということがまずあげられます。

その他、思いつくのは、インターネットを通じて、海外メディアの英字記事を読んで理解できることでしょう。記事に限らず、ニュースの動画もあります。

海外のニュースを英語で直接理解できるということは、日本語に翻訳され、編集される段階で省かれた部分を知ることに役立ちます。彼ら独自の視点というものが垣間見えるのです。

いい例が、日本に関する記事で、日本人が意外に知らなかった事実を目にすることです。

日本中を震撼させたオウム真理教の教祖麻原彰晃の公判が開かれた時、海外メディアはおそらく、有罪で死刑判決がでるだろうと報じ、そこで日本の裁判の有罪率は99%以上だと付け加えていました。

日本の司法制度の特異性に着目していたのです。日本のメディアでは、そんなことは報じられません。

もちろんのこと、アメリカやイギリスで起こった事件の報道も、現地の直接的な視点で報じます。

例えば、オバマ大統領が、連邦議会で演説をしたとき、アメリカのメディアは、「奴隷によって建設された議事堂に史上初の黒人大統領が演説」と報じていました。我々にとっては、そういう視点は持ちにくいものです。

英語ができると、視点が劇的に広がること、間違いありません。
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2009年07月27日

英語はテクニカルな言語か?

英語は、世界の共通語としての言語機能を持っているかをテーマにしたいと思います。

例えば日本語と比較した場合は、英語はアルファベット26文字だけですが、日本語は、かな50字に漢字が2500字ほどあります。日本語は、言葉や表現が非常に多い言語で、そのことが外国人が日本語を習う上での難点となっています。

文法的に言うと、英語の文法は明瞭で、外国人が習う上では、日本語より、ずっと文章を組み立てやすいでしょう。日本語は結論を後回しにするところがあるので、そこが難点です。

発音は日本語に比べ難しいと思います。母音の数だけでも、日本語の倍以上あります。そのうえ、LとRなど子音の発音も複雑なのが多いです。ですが、ブロークンな発音でも英語は通じています。また、発音の難しさでいうと、中国語などは上げ下げの規則などの声調があり、はるかに難しいです。その発音を正確に出せないと全く通じない言語です。

英語を他の欧州言語と比べてみると、ほぼ同じアルファベットを使っていながら、英語の方が楽だと思われる性質があります。フランス語、ドイツ語、スペイン語などは、冠詞を名詞の男性、女性、中性(独の場合)属性で使い分けなければならず、それが非常に厄介です。英語は、aかan(名詞の最初の音が母音の場合)やtheだけでいいので、その点は面倒ではありません。

文法もフランス語、ドイツ語に比べると英語は明瞭で分かりやすい仕組みになっています。ただ、難点があるとすると、スペリングでしょう。英語のスペリングは、他の欧州言語に比べ不規則性が強いといえます。

例えば、家を意味するhouse(ハウス)という単語ですが、ドイツ語では、Hausと書きます。どちらかというと、ドイツ語の方が発音に忠実なスペリングだといえましょう。フランス語はスペルが複雑ですが、ある程度の規則を覚えると、問題はないといいます。

人が話す言語ですので、どこかで必ず癖があり、外国人が習うというのは、どの言語でも難しいものです。

しかし、総じていえば、英語は入り込みの楽さからいえば世界の主要言語の中では、共通語の性質は持っている方ではないかと思われます。
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2009年07月01日

英語とはなんぞや!

翻訳の業務で最も依頼される言語といえば、もちろんのこと、外国語として我々にとっては最も親しみのある英語です。

英語は、外国語としては世界で最も多く使用されている言語といえましょう。

日本人なら誰もが学校の教科として習い、音楽や映画、日常的に見る広告に至るまで、英語に触れない日はありません。

そんな英語とは何かと考えると、元はイギリスを起源とする言語で、その後、アメリカ大陸及びオーストラリアやニュージーランドへ渡った移民により広まり、また、イギリスが植民地とするアジア、アフリカにも広まっていきました。

19世紀のイギリスの覇権、20世紀のアメリカの覇権により、世界中の人々が話さなければいけない言語となりました。

その結果、世界の共通言語のような役割を担うようになったのです。

英語は、世界言語として機能的にどうかという疑問を持つ人もいるでしょう。歴史的な経緯から、広まったにすぎないから共通言語としての機能はどんなものかと疑問を持つと思います。

次回は、その点についてじっくりお話しいたします。
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2009年05月26日

翻訳とは何ぞや!

翻訳とは、ある言語からある言語へ同じ意味のメッセージを運ぶことを意味します。

我々の普段の生活に翻訳は、どれほど関連しているか、考えたことはありますか。そんなに、とお思いかもしれませんが、実を言うと大ありです。

日々のニュースには翻訳されたものが実に多いです。海外ニュースは翻訳から成り立っています。たいていは、外国の通信社から送られた記事を、そのまま和訳して流しています。

また、ニュース記事などではなく、なじみの深い文学作品にも翻訳が多いことも御存知かと思います。

もちろん、娯楽としての映画なんて、字幕・吹き替え、翻訳だらけです。

考えてみれば、翻訳に囲まれて生活しているのです。

翻訳とは外の情報と我々をつなぐ重要な役割を担っているのです。
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2009年05月15日

はじめまして

よろしくお願いします
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